野田首相が解散発言、11月16日に衆議院を解散するという。ニュースを見た限りでは勢い余って言ってしまったのか、自分の中で論理を積み重ねていくうちにこう言わざるをえなくなったのか疑問だが、意外と計算ずくなのか…
民主党とその周りの状況を考えてみると、
- 「近いうちに」という言い方が失笑を買うぐらい国民から信用されなくなっている。
- 最近の政党支持率調査では自民党の半分(13%)で(まだ)2位。内閣支持率は支持する(23%)が支持しない(59%)の半分。
- 政党支持率は今後上昇する要因が見当たらない。信用されていないという状況では低下の可能性しかない。
- 維新の会、太陽の党などいわゆる第3極はできたばかりで結集できていない。
- 支持政党なしの無党派層は、第3極がまだ浸透しておらず、それらに取り込まれていない。
という感じ。
これらを考えると選挙をすれば民主党のダメージはかなり大きく、これは将来も変わらない、むしろ将来の方がダメージが大きいとも予測できる。選挙を行った場合、将来第3極に流れるであろう票を少しでも取り込める可能性の残っている「今」の方がダメージが少ないとも思える。さらに、自民党、公明党との取引で、特例公債法案と衆院選挙制度改革関連法案を成立させることで、実績を残したとアピールできる状況を作り出せる。
実は、民主党にとってはこのタイミングがぎりぎりなのかもしれない。いずれにしても第3極がまとまるのかどうかなどスピードが問題になる選挙になる予感。(などと偉そうに分析してみる。)
# 今日、株価上がらないかな~
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