予備校には一年ほどお世話になりました。当時は、近隣には河合塾系の予備校と代ゼミしかなく、結局、いとこの通っていた河合塾系の方を選びました。景気の悪化による現役志向の増加、少子化によるパイの奪い合いによる売上減で有名予備校が縮小する時代になりましたか….
当時の予備校は学生が多く、教室の席にぴちぴちに詰められて満杯。儲かってる感も満載。スター講師がいるわけでもなく、『国立文系コース』、『国立理系コース』、『〇〇大理系コース』、『医歯薬系コース』などのコースを、本人の希望と学力偏差値をもとに選択し、講義を消化する仕組み。
講義内容はかなり充実。予備校で受講してびっくりしたのが、英文法の授業。高校の授業とは違い、たとえば語形変化など変化結果を覚えろということではなく、変化する過程を理詰めで教えられたのが目から鱗でした。他の教科も含めて、高校の授業では理解しがたかった(←勉強してなかっただけ)の内容がよく理解でき、勉強もかなり楽しかったように思います。食べるか寝るか以外はずっと勉強してましたし。単なる試験対策でなく理解を深めるという点からも、高校でもこういう授業をすればよいのにと思った記憶があります。
文部科学省の教育カリキュラムを消化し、生徒の能力を引き出すという点では、予備校が一番目的を果たしていたでしょう。そういえば予備校の講師が、『日本の教育制度は、6+3+3+1+4だ』と言ってました。
コメント