インドネシア・スマトラ島のトバ火山(現トバ湖)が約71,000~74,000年前に噴火。過去200万年で最大級のものといわれる。火山灰は、その北西にあたるインド亜大陸のほぼ全体を覆った。
- 地球の平均気温は5度低下(火山の冬)、この寒冷化は6000年続いた。
- その後そのままヴュヌム氷期に突入、ヒト属の多数の種が絶滅。
- インド亜大陸に進出していた現生人類は絶滅。人類はインドを境に東西に分断、孤立化、人口激減。
- これにより創始者効果、ボトルネック効果が促進され、遺伝的多様性減少、グループ内での遺伝子均一化。
このとき分化したグループが現在の種族につながったと考えられている。
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