認知症と加齢による物忘れ

誰もが避けては通れない認知症ですが加齢による物忘れと取り違えられることが多いそうです。大きな違いは、例えば昨晩食べた夕飯の内容を覚えていないのは加齢による物忘れ、夕飯を食べたことを覚えていないのが認知症による記憶障害だそうです。物忘れは仕方がないものだそう。

認知症についてもう少し調べてみました。分類すると四種類あるそうです。認知症というのは症状のことでその症状が発生する原因の病気があるとのこと。

  • アルツハイマー型認知症
  • レピー小体型認知症
  • 血管性認知症
  • 前頭葉型認知症

アルツハイマー型認知症

  • アルツハイマー症が原因の認知症のこと。
  • アルツハイマー症は、脳にアミロイドβというタンパク質が蓄積されることによりその神経細胞が破壊され、脳機能に障害が起こる病気である。
  • 最近、アミロイドβの蓄積を抑制する薬が米国で認可された。日本では認可申請中。これはアルツハイマー症を治す薬ではなく蓄積を遅らせる薬である。

レピー小体型認知症

  • アルツハイマー症ではアミロイドβが蓄積されたが、こちらではレピー小体というタンパク質が蓄積され脳神経細胞が破壊され発症する。
  • 症状には、筋肉の強張り、幻覚、幻視が現れるという特徴がある。記憶障害は少ないらしい。

血管性認知症

  • 脳梗塞、くも膜下出血など脳内での血管の障害により脳の神経細胞が壊死し引き起こされる。
  • 症状は、運動障害、情緒不安定などで、突然症状が現れることが特徴である。

前頭葉型認知症

  • タウタンパク質などが異常に脳内に蓄積され、前頭葉が萎縮してしまうことにより発症する。側頭葉が萎縮することもある。
  • タウタンパク質は脳神経に必要な物質で脳内にあるのは問題ない。それが変異したり異常に凝集してしまうことが問題である。
  • 症状は、突然性格が変わってしまったり、理性が働かなくなったりする。他の認知症より早く発症する。

どの認知症にもなりたくない。薬できないですかね… ピンピンぽっくりがいい。

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