アシネトバクター菌とは、グラム陰性桿菌の真正細菌の一つであり、土壌など湿潤環境を好み、自然環境中に広く分布する。健康な人の皮膚にも存在することがあり、動物の排泄物からも分離されることがある。(Wikipediaより)
人に感染する場合は、傷口などから感染することが多く、化膿性感染症を引き起こす。通常の場合は、抗生物質の投与で治癒する。
最近、問題となっているのは、このアシネトバクター菌のうち多剤耐性をもつもので抗生物質が効かないものである。アシネトバクター菌は他のDNAの断片を取り込んで自分のDNAの一部にしてしまうことが可能であるため、変異が発生しやすく、それにより耐性を得たものと考えられる。
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