今後チャレンジしてみたいということで、ガンプラの塗装について調べてみた。
基本手順
- パーツ洗浄
- サーフェイサーを塗る
- パーツ毎に色を塗る
- スミ入れ
- デカール貼り
- ツヤ消しトップコートを塗る
1. パーツ洗浄
- プラモデルのパーツには、その製造過程(プレス)で金型から外れやすいように、表面に剥離剤が塗られている。その剥離剤は塗料を弾くことがあるので、剥離剤を洗浄しておいた方がよい。洗浄にはパーツを手で触った場合に付いてしまう油分を洗い流す効果もある。
- 洗浄の際の洗剤は、中性洗剤、つまり、台所用洗剤でよい。ザルに入れて洗えばよいが、超音波洗浄機を使うとより効果が上がる。
- 洗浄後はきちんと乾燥させること。そうしないと水が蒸発した際の跡が残る。
2. サーフェイサーを塗る
- サーフェーサーというのは下地塗料のことで、略して「サフ」と呼ばれることもある。これを塗ることで表面の細かいキズを埋めることにより表面を滑らかにする、サフの上に塗った塗料を剥がれにくくする、プラスチックの光による透けを抑止する効果がある。
- サフには色の他に、それに含まれる粒子の大きさ(細かさを表す数値)による分類もある。粒子が細かいほど細かいキズを埋めることができる。ヤスリと同じで、数値が大きいほど粒子が細かくなる。
- サフの色としては、ライトグレーが一般的で、他にホワイト、ブラック、ダークグレーなどが使われる。
- サフを塗るとパーツの表面に残ったキズが分かりやすくなる。キズが見つかったと気は、サフがしっかり乾いた後にヤスリなどで再度表面処理してよい。
- サフを塗る工程では、エアブラシを使うとよい。
3. パーツ毎に色を塗る
- パーツごとに色を塗ります。ここは奥が深い。
- スジボリなど重ね塗りすること(拭き取ること)も考慮して、ラッカー塗料、アクリル塗料、エナメル塗料の順で重ねる。
- 色は、明るい色、暗い色の順で重ねる。重ねた方が暗くなるからか… 必要に応じてマスキングする。
4. スミ入れ
- スミ入れ塗料を使う。白い部分のスミ入れにはブラックではなく(ダーク)グレーを使ったほうが綺麗に仕上がりそう。そうでない部分は、塗るパーツと同系統の濃い色を使うのが一般的である。
- はみ出た部分はエナメル塗料の溶剤を使って拭き取る。このため、エナメル塗料を塗った部分に対してはスミ入れできないことに注意する。
- スミ入れする溝が浅いと拭き取った際に元に戻ってしまうので、必要に応じてタガネなどを使い溝を深くするとよい。
5. デカール貼り
6. ツヤ消しトップコートを塗る
- パーツの光反射を抑止して安っぽく見えないようにするのと表面を保護するためのコーティング作業である。つや消し、半光沢、光沢の種類がある。
- トップコートの種類によっては、先に塗ってあったエナメル塗料が溶けてしまうことがあるので、少しずつ十分離してトップコートを塗るのがコツらしい。
道具
エアブラシ
- エアブラシの口径は0.3mmが汎用性が高いと言われている。口径の小さいものは精密さが求められる部分、大きいものは広い範囲を均一に塗るのに適している。
- エアブラシを使用する場合、塗料を希釈して使用する。薄い塗料を塗り重ねていくのがコツ。塗料:希釈液=1:1.5ぐらいが目安だが、試して調整する必要がある。
- 塗料を吹き付ける際は、ノズルの先端に塗料が溜まっていることがあるので、一度試し吹きしてから塗り始めること。
- エアブラシの使用後は、塗料がノズル内で固まってしまうことがあるので、必ず洗浄すること。その際は洗浄用の溶剤を使用すること。
- 以下を購入。色はブラック。
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