ゴースト・カントリー / パトリック・リー

面白かった。前作「ザ・ブリーチ」の続編ということだが前作も読みたくなりました。以下、ネタバレありです。

ドラえもんのスモールライトをイメージしてしまいましたが、そんなものではなく未来への扉が開くというライトを使ったSFもの。開いた時点で未来の事象をロックすることで変な矛盾が生じないような設定になっています。ただ行った未来から現在に戻るときはロックはどうなのだろうとか、このライト自体は未来からきたのか現在のものなのかでロックがかかっているのは本当はどっちなのだろうとか疑問は数々あり。

想定では、未来は現在から分岐して進行する枝葉のようなものとして考えられていると思われる。現在の選択結果によって様々の未来が並行して存在する、ということ。物語の最後は未来に取り残された人々を、未来から現在(過去)に戻ってさらに未来に行って現在に連れ戻すということなのだが、枝分かれしているので、そもそも取り残された人のいる未来に辿りつけるのか….

あまり考えてもしょうがないのだが、それなり面白い物語でした。


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