昨年の後半から読み始めたこの本、先日やっと読み終えました。一度、下巻の冒頭で挫折し、上巻の最初から読み直しました。説明に使われているたとえがどうもよくわからんのです。
前世紀の中ぐらいまでは定常宇宙論が主流でしたが、半世紀でここまできたかという感じです。本で説明されているのは、宇宙の外側、宇宙の種類にはどんなものが考えられているか?というもの。
- パッチワークキルト多宇宙
- インフレーション多宇宙
- ブレーン多宇宙
- サイクリック多宇宙
- ランドスケープ多宇宙
- 量子多宇宙
- ホログラフィック多宇宙
- シミュレーション多宇宙
- 上のなんでもありの多宇宙
の考え方について説明。私が聞いたことがあるのはブレーン多宇宙まででした。最後の二つはSF的過ぎる。
この前CERNのLHCで発見されたらしいヒッグス粒子がひも理論の正しさ、重力子の存在を裏付けるようなものであれば本の説明がさらに変わってくるかもしれない。今後の進展に期待。
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