Quantum Electro Dynamicsの略。
ニールス・ボーアがうまいこと思いついた原子核のまわりの電子軌道に量子化の原理を適用することで始まった量子論をハイゼルベルグ、シュレディンガーが発展させ量子力学という考え方を導入した。
この量子力学はさまざまの物理系の振る舞いを説明するが、それを電磁場に適用しようとしたとき、高エネルギーの光子、粒子、反粒子が生成、消滅する様、電子のスピンなどをシュレディンガー方程式などで説明するのには無理があった。
これに対して、1927年、ディラックがそれらを矛盾なく説明しうる、現在はディラック方程式と呼ばれる方程式を発見した。この研究を元に始まったのが量子電磁力学である。
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